2012-10-29 00:00:00.0
約9割が「リノベーション」という言葉を認知/リクルート住まいカンパニー調査
(株)リクルート住まいカンパニーは26日、「2012年住まい購入検討者意向調査」の結果を発表した。住宅購入検討者の住宅選択における意識や行動を定点的に観測して変化を補足する目的で実施しているもので、前回調査は2007年。
調査期間は2012年9月20〜24日。対象は1年以内に住宅を購入する意向のある20歳以上の男女が対象で、調査方法はインターネット調査。有効回答数は1,918人。
「リノベーション」の認知度については、言葉自体を認知している人は89.7%(前回調査比19.9ポイントアップ)、内容理解までできている人は51.8%(同15.6ポイントアップ)となった。また、「リノベーションに関心がある」人は31.5%(同12.7ポイントアップ)で、いずれもここ5年で大幅に割合を伸ばした。エリア別の認知度では、福岡での認知が94.5%と突出するという結果に。
リノベーションに対する魅力度については、「魅力的」(「たいへん魅力的だと思う」「まあ魅力的だと思う」の合計)と回答した人は70.8%(同0.3ポイントアップ)、「魅力的だと思わない」と回答した人は11.9%(同0.2ポイントアップ)。エリア別にみると、「たいへん魅力的だと思う」は福岡で27.4%、札幌で23.9%と他エリアよりも高い傾向となった。
また、リノベーションすることのメリットについては、前回2位だった「自由設計で住空間に自分らしさを表現できる」が72.9%で1位となり、前回1位の「ローコストに仕上げられる」は3位に。コストよりも自分らしさの表現を重視する傾向が見てとれた。
「リノベーションの検討意向」については、「検討したい」(「ぜひ検討したい」「検討してもよい」の合計)との回答は61.0%。エリア別でみると、東海が計46.9%、広島が計50.7%と他エリアよりも低い割合となった一方、福岡では計64.4%と、ここでもトップとなった。